「飛行機とロケット・・・。」
「違いは、どんな所なのかな?」
飛行機とロケットの違い。
まず、飛行機は地球の大気圏の中でしか飛べません。
一方のロケットは、大気圏の外側、宇宙でも自分の力で進むことができるのです。
その理由は、どうしてなのでしょうか。
さっそく、見ていきたいと思います。
- ロケットの仕組み
- 飛行機は宇宙で進むの?
- ペットボトルロケットがすごい!
といった話題で、お話します。
飛行機とロケットの違い、ポイントになるのは酸素でした。
飛行機とロケットの違い!両方の仕組みは?
飛行機とロケットの違いを知るために、両方の仕組みをお話します。
まず、ロケットの仕組みから始まります。
ロケットの仕組み
例えば、宇宙空間に浮かぶ私達の目の前に、大きなボールも浮かんでいるとします。
この時、私達がボールを押すと、どうなるでしょうか。
ボールと私達は、互いに反対方向に進むんですね。
実は、それがロケットが宇宙空間で進む原理なんです。
ちょっと難しい感じで言うと、ニュートンの第3法則(作用反作用の法則)です。
宇宙空間には、ロケットが押せる大きなボールは浮かんでいません。
しかし、ロケットには燃料が積まれています。
ロケットが、その燃料を燃やすと、ニュートンの法則が働きます。
燃料の爆発力が、燃料とロケットを逆方向に押し出します。
燃料はロケットの後方に進み、ロケット自身は前に進むことが出来るのです。
飛行機は宇宙で進むの?
「ん?」
「飛行機にも、燃料が積まれているぞ!?」
飛行機を宇宙空間に持っていっても、前にも後ろにも進めません。
宇宙空間では、燃料だけでは飛行機のエンジンが動かないのです。
ロケットには燃料以外にも積まれている物があります。
それがこの記事のポイントの、酸素(酸化剤)です。
物を燃やすためには、3つの要素が必要です。
まず1つ目は、燃えるもの(燃料)。
2つ目は熱い温度。
そして3つ目は、酸素なんですね。
燃焼=強い酸化反応、なのです。
飛行機のエンジンは、空気中の酸素を使って燃料を燃やし、推進力を得ています。
酸素のない宇宙空間では、燃料を燃やすことが出来ないのです。
※過去には、ロケットのエンジンを搭載した飛行機もありました。
もっとも、燃料を手に持って後ろに放り投げれば、飛行機も前に進むことは可能です。
ペットボトルロケットがすごい!
ペットボトルロケットの中には、圧縮された空気がギュウギュウに詰まっています。
その閉じ込められている空気を開放すると・・・。
空気が勢い良く飛び出し、ペットボトルに入れた水を、後方に強く噴射。
作用反作用の力で、ペットボトルロケットは推進力をゲットするのです。
飛行機の事を書いているうちに、福岡空港に行ったのを懐かしく思いました。
空港の脇の道路から、真上を飛ぶ飛行機が見えるんですね。
飛行機のお腹の部分が、目の前にあるのです。
福岡にまた、旅行に行きたい。
そう思います。