「木と神の漢字・・・。」
「どんな読み方かな?」
木と神がセットになった漢字、榊。
この榊という漢字は、さかきという読み方です。
さっそく、この榊の意味を
- 榊は境目(さかいめ)の木
- 榊は日本で作られた漢字
- 榊は木+神じゃないって本当?
- 榊(さかき)と姫榊(ひさかき)
といった話題で、サクサク見ていきましょう。
木+神の漢字!榊の意味はコチラ
木+神の漢字、榊。
さかきという読み方でした。
この榊という漢字は、さかきという樹木を意味します。
榊は10m程度の低木。
関東以南に分布します。
榊の葉は一年中、きれいな緑色なんですよ。
上の画像が榊です。
艶のある緑色の葉っぱで、厚みがありますね。
この榊は、神棚に供えられます。
加えて神事にも使われ、神社の境内に植えられる事もあるのです。
榊は境目の木
「境目(さかいめ)の木?」
榊という漢字の読み方は、境目が語源になっています。
何との境目かというと・・・。
それは、神様との境目です。
そう言われてみると、榊には神々しい雰囲気が感じられる気がします。
榊は日本で作られた漢字
「榊って漢字、音読みはないの?」
じつは、榊には音読みがありません。
榊は中国からの渡来ではなく、日本で作られた漢字なのです。
神様にお供えする木
榊が木と神で出来ている訳。
それは、榊が神様にお供えする木だからです。
読み方のさかきも神様との境目から来ていますしね。
榊は木+神じゃないって本当?
榊という漢字は、「木」「示」「申」と書くのが一般的です。
対して、ここまで説明してきた木+神と書いた場合は、異体字(いたいじ)と呼ばれます。
この異体字というのは、書き方が違うというだけです。
どちらで書いても、意味は同じなのです。
榊(さかき)と姫榊(ひさかき)
「榊が自生していない土地では、何をお供えするの?」
榊は関東以南に自生する木でした。
関東以北には、この榊がありません。
その地域では、神様に姫榊(ひさかき)をお供えします。
小ぶりな姫榊
姫榊(ひさかき)の葉を見てみましょう。
榊の葉と違う点は、姫榊の葉のふちにギザギザがあることです。
そのギザギザは、鋸歯(のこぎりば)と呼ばれます。
また、姫榊の葉は、榊に比べて小ぶりです。
そんな小ぶりな葉を持つ姫榊には、姫という愛らしい漢字が与えられました。
お姫様みたいな姫榊という訳です。