「木+規の漢字って・・・。」
「読み方は、どうなってる?」
木と規をプラスした漢字、槻。
まず初めに、槻という漢字の読み方を見てみましょう。
- 槻の音読みは「キ」
- 槻の訓読みは「つき」
となります。
せっかくですので・・・。
この槻の意味や読み方の由来をサクサク見ていきましょう。
- 木+規の漢字!槻ってどんな意味?
- 木+規でコンパスのような木
- つきは「神様がつく」
といった感じの話題です。
木+規の漢字!槻ってどんな意味?
「槻の意味は?」
木+規で出来あがった漢字、槻。
槻の読み方は、音読みでキ、訓読みでつきでしたね。
槻の意味は、音読みでも、訓読みでも同じです。
槻の意味は、ケヤキという木の古い時代の呼び方(古名)なのです。
木+規の漢字はケヤキ
木+規の槻(ケヤキ)は、大きな木に成長します。
20mを超える樹木で、日本~東アジアに分布。
このケヤキ、神社やお寺の建築に使われます。
磨くと美しい光沢を生み、木目もきれいな高級建築材なのです。
ケヤキは、紅葉が綺麗です。
日本各地にケヤキ並木があり、多くの自治体のシンボルにもなっています。
木+規でコンパスのような木
木と規でできた槻という漢字は、コンパスのように見えるという事が由来になっています。
円を描く時に使う、コンパスです。
ケヤキの並木も見てみましょう。
枝がV字型になってていて、コンパスを上に開いたような美しい樹木です。
コンパスを表しているのは、槻の右側の規の部分です。
夫は「矢」
槻の右側、規をさらに分解していきましょう。
まず、左側の夫の基になっているのは矢。
この矢を2本組み合わせるとコンパスが出来上がるという訳です。
見は「現す」
コンパスは、図を作るために使われる道具です。言い換えると、図を現す道具です。
この現すが規の右に、見として省略されて使われています。
槻という漢字は、規と木でコンパスの形をした木を表現されました。
さらに、規は、夫と見に分解されてコンパスそのもの。
ケヤキという木を表すために、いろいろな要素が詰め込まれていたのです。
槻の読み方!どうして「つき」?
「どうして・・・。」
「つきって読まれるの?」
槻という漢字は、訓読みでつきという読み方でした。
どうしてなのでしょうか。
それは、ケヤキが神聖な木だからです。
つきは「神様がつく」
つきという読み方は、神様がつくという思いが語源になっています。
神社やお寺の建築材として使われる槻(ケヤキ)。
そんなケヤキは、神聖なものと考えられました。
「神聖なケヤキには神様が宿る(つく)」とされました。
神様がつく木。
それが省略された読み方がつきとなったのです。