上昇気流とは!その「でき方」をチェック

「上昇気流って、どんなでき方をするの?」
「原因は?」

上昇気流とは、どんな物なのでしょうか。
でき方原因は?ここでは、その答えを解説させていただきます。

それでは早速

  • 上昇気流のでき方!原因は4つです
  • 上昇気流のでき方の原因!山
  • 上昇気流のでき方の原因!低気圧
  • 上昇気流のでき方の原因!高気圧
  • 上昇気流のでき方の原因!暖気と寒気

という順でお話します。

まずは、上昇気流の大まかな意味から解説をスタートです。

上昇気流のでき方!原因は4つです

「上昇気流って、どうやって発生するの?」

上昇気流のでき方。
その原因は、大きく4つに分けることができます。

その仕組みをザックリとお話しますね。

上昇気流のでき方は?原因はこれだ!

上昇気流のでき方は、

  • 低気圧
  • 高気圧
  • 暖気と寒気

という4つの原因があります。
この4つのでき方の仕組みは、次の章で具体的に見ていきます。

その前に、上昇気流とは?という事を解説します。

上昇気流とは上方向への風

上昇気流とは上昇する空気の流れです。

空気の流れといえばが思い浮かびます。
その風は、水平方向だけに吹くものではありません。

そうなのです!
風は上下にも吹いています。
上昇気流とは、上に吹く風なのです。

上昇気流で変わる天気

上昇気流はを作り、雨や雪を降らせます。

上昇気流は上空に空気を運んで、冷やします
冷えた空気水分は水滴になり、雲を形成

上昇気流の発生で、天気は大きく変わるのです。

では、次の章から上昇気流のでき方を4パターン、具体的にチェックです。

上昇気流のでき方の原因!山

上昇気流のでき方の1つ目は、が原因です。

この上昇気流のでき方の仕組みは、シンプルです。
風が吹く先の山が上昇気流を作るのです。

山に向かって吹く風。風は山の斜面を登る上昇気流になります。

この上昇気流によって、世界でも指折りの豪雪地帯となっている場所があります。
それは、日本の日本海側の地域なのです。

上昇気流が生む豪雪

冬になると、日本の北西にはシベリアの高気圧が発生します。
この高気圧は、寒さによってどんどん勢力を拡大。

周辺に向かって風を吹かせます。
その結果、日本海側には大陸から風がやって来るのです。

日本海が水分を供給

この風、大陸で吹いている時には乾いた空気です。

ところが、日本海上を通過する時にたくさんの水分を蓄えるんですね。

その風が日本に上陸。

湿った空気が山の斜面を登る上昇気流になります。
上空で冷えた空気は、水分をに変えるのです。

上昇気流のでき方の原因!低気圧

上昇気流のでき方。
次の原因は、低気圧です。

低気圧は、周りの空気をどんどん自分に引き寄せます。
その理由は、気圧の低い場所空気の密度が低いからです。

「それで、どうして上昇気流が生まれるの・・・?」

中心部ほど気圧が低くなっている、低気圧。
中心部まで流れ込んだ大量の空気は、行き場を失います

そこで、空気は上昇気流となって上空に向かうという仕組みです。

上昇気流からの噴水

上空までやってきた空気は、周りに吹き出します

それは、まるで噴水の様です。

上昇気流は台風にも!?

台風も、低気圧です。
同じ低気圧ですので、台風内部にも風が入ってくる事には変わりません。

やはり、外側の空気が台風の中心部まで流れ込む仕組みです。

そして、前述の低気圧と同じように、台風の中心部からも噴水のように空気が外に噴き出しているのです。

回転する上昇気流!

この台風の上昇気流。普通の低気圧の場合とは、少し様子が違うことがあります。

それは、台風自身が高速で回転しているということ。

そのため、台風の中に生まれる上昇気流も、洗濯槽のようにグルグルと回りながら上昇しています。

上昇気流のでき方の原因!高気圧

上昇気流のでき方。

3つめのお話しです。

暖かい高気圧と冷たい高気圧

今度は低気圧と逆のもの。
高気圧が原因となる上昇気流です。

低気圧の場合、1つの低気圧で上昇気流を起こしました。

ところが、高気圧はそうではありません。
高気圧でできる上昇気流は、2つの高気圧のぶつかり合いで生まれる仕組みなのです。

暖かい高気圧冷たい高気圧がぶつかって、上昇気流が起きるんですよ。

「混ざりたくない!」という高気圧

この暖かい高気圧冷たい高気圧
両者は水と油のように、混ざり合いません。

すると、重さの軽い方が上昇気流になります。
それは、暖かい高気圧

温度が高いと、比重が軽いですからね。

上昇気流が乗り上げる場合

冷たい高気圧がある場所に、暖かい高気圧がやって来た時。

そんな場合は、暖かい高気圧冷たい高気圧の上に乗り上げていきます。

上昇気流を持ち上げる場合

次は、暖かい高気圧がいる所に冷たい高気圧が攻め込んできた場合。

その時、冷たい高気圧暖かい高気圧のいた場所に潜り込んでその場所を取ってしまいます。
結局この時も、暖かい高気圧が上昇気流となるわけです。

上昇気流のでき方の原因!暖気と寒気

上昇気流のでき方の原因、最後の4つ目です。

この仕組みには、暖気(暖かい空気)寒気(冷たい空気)が関わっていました。

暖気が上昇気流に

先程のように、暖かい空気は冷たい空気の上に昇っていきます。

軽い暖気は上昇気流となり、重い寒気の上を上空まで登っていくのです。

この場合の上昇気流を2パターン見てみましょう。

暖まった空気が作る上昇気流

太陽が暖められた空気が上昇気流となる事があります。

このパターンではまず、地表海面が暖められます。

その熱は、近くの空気を暖めます。
その暖気は、上空の冷たい空気よりも比重が軽いため、入れ替わるように上昇。

こうして上昇気流が出来るわけです。

積乱雲のでき方

その様にして出来あがった上昇気流は、積乱雲と呼ばれ、どしゃ降りを招きます。
入道雲雷雲とも呼ばれますね。

積乱雲には下から水分が供給され、縦長の雲を上空に向かって形成していきます。

冷えた空気が作る上昇気流

冷えた空気がやってきた時にも、上昇気流が起こります。

その場合、地表近くの暖気は比重の重い冷えた空気の上に押しのけられて、上昇気流になるのです。

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