バスケのマンツーマンディフェンスでは、1人の選手が1人の相手を守ります。
それに対するのが、ゾーンディフェンス。
ゾーンディフェンスとは、プレイヤーごとに割り当てられたエリア(区域)を守るディフェンスです。
この記事では、そのゾーンディフェンスの攻め方について解説します。
ポイントになるのは、相手の嫌なことをするという事です。
相手チームの嫌なことをする、それがゾーンディフェンスの崩し方なのです。
バスケのゾーン!攻め方は?
バスケのゾーンディフェンスの攻め方。
さっそく、具体的に見ていきましょう。
ゾーンの攻め方を具体的に
バスケのゾーンディフェンス。
オフェンス側は、意図的にディフェンスを大きく動かしましょう。
ディフェンス陣を「もう動きたくないよ!」と、疲れさせるのです。
①インサイドにボールを集める
まず、インサイドにボールを集め、ゾーンディフェンスのサイズを小さくします。
ゴールに近いところでボールを持ち、ディフェンス陣を引きつけるのです。
②アウトサイドにパスアウト
次はインサイドから、アウトサイドにボールを渡します。
これでゾーンは広がります。
③ボールサイドをチェンジ!
さらに、ボールサイドを変えます。
例えば右サイドのボールを、一気に左サイドへ!
このサイドチェンジは、1回のパスで行いましょう。
自分の隣の選手を超え、遠くの逆サイドまでパスを飛ばしてしまいましょう。
ディフェンスの各選手は、急いで横に大きく移動しなければなりません。
この様な流れで、ディフェンス陣を動かし続けるのです。
ディフェンス陣を動かし続けると、ゾーンが崩れ始めます。
試合中ずっ~と、あちこちに振り回されるのは、大変ですからね。
ポジションの移動に遅れが出てくればチャンス!
フリー気味でパスを受けられれば、シュートも打てますし、ゴールに向かって切り込んで行っても良いでしょう。
これが、バスケのゾーンの攻め方の基本的な考えです。
ゾーンの攻め方のコツ
バスケのゾーンの攻め方のコツは、他にもあります。
まず、クイックパス。
球離れを早くして、ディフェンスを動かし続け、疲れさせます。
クイックパスを行うため、コート全体の状況を把握しておきましょう。
そうすれば、次のパスコースを決めておけます。
さらに、ハイ&ローのボールのやり取り。
ハイポストとローポストでパスを出しあうと、ディフェンス側はインサイドで体力を消耗します。
ゾーンディフェンスの攻め方!弱点を突く
バスケのゾーンディフェンスの攻め方。
もう一つの作戦は、ゾーンディフェンスの弱点から攻めるというものです。
1人の選手を2人で守らせる
エリアを守る、ゾーンディフェンス。
そこに、1つ目の弱点が隠されていました。
ゾーンディフェンスには、2人のディフェンスの間にドリブルで突っ込んでみましょう。
すると、2人のディフェンスが1人の選手を守ることに。
それは、ドリブルで突っ込んで行った選手の周りの選手がフリーになる事を意味します。
ゾーンディフェンスに、ほころびが出た訳です。
ほころびが出れば、あとはオフェンス有利の展開で攻める事が出来るのです。
ビハインドが弱点!
ゾーンディフェンスの弱点、2つ目はディフェンスのビハインド(背後)です。
エリアを守り、個人の相手がいないゾーンディフェンス。
相手オフェンス全員の動きをチェックし続けなくてはいけません。
そのなかで、自分の背後に「いつ、誰がやってくるのか」は確認しにくいのです。
ですので、ディフェンスの背後でボールをもらえるチャンスを狙いましょう。
ディフェンスは対応が遅れ、得点が期待できます。
オフェンスリバウンドを狙う!
ゾーンディフェンスの弱点、3つ目です。
マークマンを持たないゾーンディフェンスでは、リバウンドに飛び込もうとするオフェンスの選手への対応が手薄になります。
飛び込んでくるリバウンダーを、ディフェンスの選手が体でブロックしにくいのです。
その弱点を突き、積極的にオフェンスリバウンドを、もぎ取ってしまいましょう。